聖書における塩(前編)

新約聖書の4福音書に書かれた2つの系図、ヨセフの家系を示すマタイ1章1節と、
処女降誕と距離を置いてマリアの家系を示すルカ3章23-38節を比較しました。

どちらも、イエスは古代イスラエルのダビデ王の正統な子孫でメシアの資格があり、
キリストはダビデの28代、ダビデはアブラハムの14代にあたると書かれています。

さらに代を遡ると、アブラハムはノアの12代、ノアはアダムの10代にあたります。
余談になりますが、アブラハムはイスラム教での「啓典の民」の始祖でもあります。

アブラハムは、神の啓示に従って妻サライ・甥ロトと約束の地カナン(パレスチナ)
へ旅立ち、エジプトを経て、アブラハムはカナン、ロトがヨルダン低地に住みます。

旧約聖書冒頭の創世記によれば、その頃には商業都市ソドムとゴモラが繁栄し、
第19章には神が天から硫黄と火を降らせて2つの都市を滅ぼすくだりがあります。

これが聖書における塩の登場であり、最古の時代の記述ということになります。

「しかしロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になった。」(創世記 第19章 26節)

参考: 創世記(口語訳)