黄巣の乱(875年~884年)

中国の唐の時代の末期に起きた「黄巣の乱」は、国が塩の値段をつりあげ、
民衆の味方だった密売人が蜂起したために、唐は実質的に滅びたそうです。

中国では漢の時代に塩を国の専売とする法律(塩法=えんぽう)を定め、
塩課という税金を厳しく課して、国家の有力な財源となっていました。

塩をヨーロッパなどと交易することで国が巨額の利益を上げていた一方、
闇値で叩き売っていた密売人ですら巨万の富を得た、といわれています。